ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

経済政策運営のパターン その2

最近仕事が忙しくて、ずいぶん時間が空いてしまいましたが、5/17に続いて「経済政策運営のパターン」の第二弾です。 前回、国ごとの経済政策運営のパターンとして以下の4通りをあげました。 1)失業率を極力低くし、完全雇用を目指す政策運営 2)物価の安…

成長戦略として投資ビザを創設すべき

5/22(金)の日本経済新聞 経済教室の、エズラ・ヴォーゲル『国会戦略の立案力向上を』という記事の冒頭で以下の内容があった。 「自分の国はうまくいっているかと日本人に尋ねると、大抵の人は否定的な反応をし、同じ質問を中国人留学生にすると多くは肯定…

週刊ダイヤモンドの特集「投資の鉄則」7カ条 がひどすぎる

本日、週刊ダイヤモンドの特集を読みました。 初心者も経験者も必見! 「投資の鉄則」7カ条があまりにもひどすぎるのでメモしておきます。 まず第一条から。 「長期保有が前提なら投資はいつ始めてもいい」って、一般投資家をなめているんじゃないかと思い…

経済政策運営のパターン その1

国の経済政策の是非を判断する場合、個々の政策をみるのではなくそのContextの中で判断する必要があります。 たとえば、量的緩和による中央銀行の国債大量購入の是非を判断する場合、単に景気対策のために日銀が国債を購入して財政支出を増やすだけだといず…

投資に勝つ考え方

昔、金融機関でトレーダーをやっていた時、よく以下のようなパターンを見かけました。 1,000万円で買う⇒1週間後:1,150万円に値上がりする⇒その後、ジリジリと下げに転じる⇒1ヶ月後に700万円ぐらいまで下げてロスカットする。 こんな時、ほとんどの人(プロ…

ギリシア問題の解決方法

ユーロシリーズの第三弾です。 みんなはっきり言いませんが、現在のユーロの問題を解決するのは簡単です。 過去のソブリン問題もほぼ全て同じ方法で解決してきました。 通貨の切り下げと金融緩和(輪転機)による失業率の引き下げ(生産リソースのフル稼働)…

大きな利益を得るドイツと被害者ギリシア

再び通貨ユーロについて考えて見ます。 昨日のブログに書いたとおり、ユーロ圏は30%をドイツ経済が占めており、独仏で半分、伊西蘭で85%となります。 さらに、本日の日経新聞に「ドイツ1強」「存在感の薄れる仏」と出ているとおり、ドイツの政治力が抜き…

通貨ユーロについて考える

ユーロについて考えてみた。 ユーロとは、欧州19カ国の経済通貨同盟で用いられている通貨のことである。 ユーロ導入国のGDP比をみてみると、ドイツ30%弱、フランス20%強で独仏両国で半分を占める。ついで、イタリア16%、スペイン11%、オランダ6%でこ…

欧米流の長期投資は日本では通用しない

投資理論、経済理論を利用する場合に心に留めておかなければならないことは、理論そのものが与えられた一定の経済・産業基盤を基礎に創り出され発展したものということ、さらに、その基盤は不変でないということである。従って、一つの理論がいつまでも適用…

マクロにこだわる

ファンドに関する過去の研究で、アクティブファンドの大半はインデックスファンドに勝てないという結果がでています。 アクティブファンドとは、投資の専門家が成長しそうな企業を時間をかけて探し出し投資をしているファンドです。一方、インデックスファン…

アメリカと中国

あまり語られていませんが2014年にPPPベースのGDPで中国がアメリカを抜いています。今後10年ぐらいで純粋ドルベースでも中国が世界1位になる可能性が高いと思います。 そうなったときに、米中の関係はどうなるのでしょうか。中国が世界の覇権を握ると…