ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

#FX、為替

8年に一度バブルを経験するアメリカとそれが怖くて経済成長をあきらてきた日本

前回までに説明した為替のメカニズムと、それを政治的に利用した為替政策は、景気循環、相場変動に大きな影響を与えるようになっており、特にアメリカの金融市場では、8年に一度バブル(とその崩壊)を経験するようになっています。 それを理解するにあたっ…

真逆な結論が導かれる二つの為替理論

これまでに説明した為替の決定理論について、比較してまとめました。 一番初めに指摘したとおり、(制約条件の置き方が異なり、かつ非現実的なため)同じ環境において全く逆の結論が導かれます。 (二つの為替理論の比較) 購買力平価仮説 マンデル・フレミ…

為替の決定理論について考える

少し時間が空きましたが、為替に関する第三弾です。 今回は、金融政策が為替を動かすという考え方について書きたいと思います。 経済学では様々なモデル(実体経済に様々な制約を与え、数式で表したもの)が考えられていますが、その中で国際経済や為替水準…

豪ドルが70円台を窺い、新興国通貨が引き続き軟調な中、為替理論を考える

8月中旬から為替が大きく変動しています。 ドル円だけをみていると動きも落ち着きつつあるようにみえますが、豪ドル円はついに70円台がみえる水準まできましたし、新興国通貨は売られ続けています。 そこで、為替について考えてみたいと思います。今回は、…

米国の通貨政策と金融危機の関係

最近の相場の動きについて、米国のドル政策が影響しているとみていますので、その背景等について書いておこうと思います。 まず、米国は、少なくとも1980年代半ばぐらいから、為替を政策手段に使っています。 建前では市場主義を唱えていますが、実際の行動…

結局ぶれないドイツの一人勝ち

先日のブログで報道がおかしいということを指摘しましたが、フランスがスタンドプレーで情報操作をしていただけだったようですね。 それも、目的が自国の利益ではなく、政治家個人の名誉欲とは、、 ギリシヤはそれに振り回されて、結局、元の木阿弥という感…

ギリシア問題の報道がおかしい

引き続きユーロとギリシア問題について考えてます。 週末なので改めて1週間分の報道内容を振り返ってみて思ったことが2点あります。 1点目は、ギリシア問題の報道が非常に偏っていることです。特に現状維持(ギリシアの緊縮策受け入れ、ユーロ残留)にバ…

ギリシア問題の解決方法

ユーロシリーズの第三弾です。 みんなはっきり言いませんが、現在のユーロの問題を解決するのは簡単です。 過去のソブリン問題もほぼ全て同じ方法で解決してきました。 通貨の切り下げと金融緩和(輪転機)による失業率の引き下げ(生産リソースのフル稼働)…

大きな利益を得るドイツと被害者ギリシア

再び通貨ユーロについて考えて見ます。 昨日のブログに書いたとおり、ユーロ圏は30%をドイツ経済が占めており、独仏で半分、伊西蘭で85%となります。 さらに、本日の日経新聞に「ドイツ1強」「存在感の薄れる仏」と出ているとおり、ドイツの政治力が抜き…

通貨ユーロについて考える

ユーロについて考えてみた。 ユーロとは、欧州19カ国の経済通貨同盟で用いられている通貨のことである。 ユーロ導入国のGDP比をみてみると、ドイツ30%弱、フランス20%強で独仏両国で半分を占める。ついで、イタリア16%、スペイン11%、オランダ6%でこ…