ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

理論と相場

ギリシャの公的債務問題について、理屈を説明してきましたが、実際の相場を考えるにあたっては、理屈よりも政治の行方が重要なケースが多くあります。 それは、かなりの確率で間違った政策が採られる(望ましい政策が実行されない)ことの裏返しとも言えます…

ギリシャが緊縮策を受け入れる意味

今回は、緊縮策継続を受け入れたギリシャ経済の行方について考えたいと思います。 ギリシャの公的債務問題のポイントは、債権者が海外であることです。 債権者が国内の民間部門であれば、政府は徴税権をもっているので、増税で解決を図ることも可能ですが、…

ユーロに関する前FRB議長のブログ

前FRB議長のバーナンキ氏が、本ブログの5/13の内容と同様のことをブログに書いているようなので、ヤフーの記事を紹介しておきます。 大きな利益を得るドイツと被害者ギリシャ(5/13のブログ) http://blogs.yahoo.co.jp/invester_nd/39871600.html <前FR…

ギリシヤのユーロ離脱で起きること

今回のブログでは、ギリシヤがユーロを離脱するとどうなるかを考えてみたいと思います。 とりあえず今回のごたごたでは、ギリシヤがこれまで同様の緊縮策を受け入れてユーロ圏諸国の支援を受けることになりそうですが、反緊縮で国民の意思が明確になっている…

結局ぶれないドイツの一人勝ち

先日のブログで報道がおかしいということを指摘しましたが、フランスがスタンドプレーで情報操作をしていただけだったようですね。 それも、目的が自国の利益ではなく、政治家個人の名誉欲とは、、 ギリシヤはそれに振り回されて、結局、元の木阿弥という感…

中国株式の始まりの終わり

先週も中国の株式市場は大荒れでした。 6月末から中国政府が様々な対策を発表したのに、すぐに下げ止まらなかったことで、逆に効果なしとされて大きく売り込まれる局面もありました。 しかし、よく見ていると、7/4あたりから強力な対策も出され始めており、…

ギリシア問題の報道がおかしい

引き続きユーロとギリシア問題について考えてます。 週末なので改めて1週間分の報道内容を振り返ってみて思ったことが2点あります。 1点目は、ギリシア問題の報道が非常に偏っていることです。特に現状維持(ギリシアの緊縮策受け入れ、ユーロ残留)にバ…

「始まり相場」「本格相場」「終わり相場」

6/30のブログで、1年~数年続く相場を見る際の、3つのステージに分けた見方を紹介しました。 「始まり」相場・・経済危機などの可能性を市場参加者が感じ取って変動する相場 「本格」相場・・材料が本格的に消化され、大きなトレンドとして動く相場 「終わ…

ユーロ(ギリシヤ問題)、中国株について

○ユーロ(ギリシヤ問題)について 今週、ギリシヤ問題は、ユーロ離脱へ向けて一歩進み出すと思いましたが、実際の動きは逆へ振れているようです。 欧州諸国の説得(おどし)によって、事前の世論調査で国民投票で賛成(支援プログラム延長のための条件受け入…