ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

長期悲観の上昇相場を踊る

現在の日銀の金融政策、特にオーバーシュート型コミットメントと長期金利の低位誘導は人類史上最強と書きました。 現在はデフレですので、物価に下押し圧力がかかっています。 そして、その下押し圧力は履歴効果(記憶効果)がありますので、経済が回復に転…

人類史上最強の金融政策で”短期楽観””長期悲観”

ドル円相場も株価も9月末から徐々に下値を切り上げてきています。 これは、10/11に指摘したように9月の金融政策変更が強力な金融緩和であったことを考えると理論通りです。 どちらかというと新聞紙上などでエコノミストに酷評されている9月の金融政策がどう…

長期金利低迷と生保経営について考える

長期金利がマイナスになってから、生保などの機関投資家から運用ができないので長期金利を上げるべきだとの議論がだされています。 しかし、預金金利をゼロ以下にできない(しにくい)銀行とは事情が異なり、生保が低水準(マイナス)の長期金利に不満を表明…

賃上げを景気回復の手段とする考えは全くの誤り

仕掛け人は誰だか知りませんが、賃上げが景気回復の有効な手段との考え方が広まりつつあるようです。 9/30の経済財政諮問会議で安倍首相が「経済界全体に賃上げの動きが広がり、デフレ脱却につながることを期待する」と発言したことが報道されています。 ま…

デフレは続いている

現在がデフレ状態かどうかという議論があります。 先月末の新聞記事で、「安倍晋三首相は28日午前、参院本会議でアベノミクスが行き詰まっているのではないかとの指摘を受けたのに対し『経済の好循環は回り始めており、デフレではない状況を作り出すことがで…

9/21の金融政策変更は第二のバズーカー

9/21(水)に日本銀行は金融政策を変更し、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を発表しました。 ほとんどの人は、目先の効果はこれまとあまり変わらないということしか見ていませんが、少し深く考えるととんでもない政策であることが分かります。 (日…

日銀「総括的検証」にみる経済分析能力の不足と物価上昇しない真の原因

先月9/21(水)に日本銀行は金融緩和の「総括的検証」を発表しました。 この中で、インフレ率2%が実現していないのは、以下の要因によって実際の物価上昇率が低下したことが原因と説明しています。 ①2014年夏以降の原油価格の下落と消費税率の引き上げ後の…