ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

#その他金融と投資

仮想通貨相場と金融市場への影響

最近、仮想通貨(ビットコイン)のチャートを見る回数が多くなりました。 すでにピークからは大きく下がっていますが、それでも仮想通貨全体の時価総額が50兆円ぐらいあり、変動率が他の金融資産と比較にならないぐらい大きいので、ビットコイン相場が金融市…

見るだけ話すだけでは相場は変わらない

先週末から緊急会合を開いて市場の動向を注視って、日本の政治家・役人は見ることと話すことしかできないようですね。躊躇なくっていうのは言葉だけで、実際には躊躇しまくっていますが、現在の市場の動きが投機的、急激な変動ではないというのでしょうか。 …

金融危機になるリスクを考える(3) 中国の金融危機について

長期に亘る高い経済成長が続いた後、夏場に急激な株価下落があったことから、中国経済が危ないという人がたくさんいます。 現在の中国経済は事実上世界No.1(購買力平価ベースのGDPがアメリカを抜いて既に世界最大)なので、中国経済の状況を正確に判断する…

黒田日銀の重大な欠陥

現在の黒田総裁が率いる日本銀行は、少なくとも日銀法改正以降の日銀の中ではずば抜けてまともな政策運営が行われいます。しかしながら、黒田日銀には重大な欠陥があり、最近はその影響が徐々に顕在化しています。 重大な欠陥とは、就任当時に表明し、現在も…

黒田日銀の金融政策に関する2つの特徴

9/10に日銀の金融政策について書いたので、ついでに現在の黒田日銀の金融政策の特徴についてもコメントしておこうと思います。 黒田日銀の特徴は、①too late & too big (遅すぎて大きすぎる)、②アナウンスメント効果の考え方・使い方が偏っていることです…

人民元の切り下げの隠れた原因

1週間ほど休暇をとって旅行へ行っていたので遅くなってしまいましたが、先週大騒ぎになった人民元の問題についてコメントしておこうと思います。 1)中国政府の説明は一応筋が通っている。 新聞報道や評論家コメントでは、「中国政府は追い込まれた」、「…

現在の中国経済を取り巻く状況と日本バブル崩壊時の類似について

中国株が上値が重くなってきました。 そこで、先行きを考えるために、今回は日本のバブル崩壊時と比較してみました。 日本 中国 社会的背景 資産価格の上昇で、恩恵を受けた人(株・ 経済拡大の恩恵を受けた都市住民と地方から 不動産)を保有していた人と、…

理論と相場

ギリシャの公的債務問題について、理屈を説明してきましたが、実際の相場を考えるにあたっては、理屈よりも政治の行方が重要なケースが多くあります。 それは、かなりの確率で間違った政策が採られる(望ましい政策が実行されない)ことの裏返しとも言えます…

「始まり相場」「本格相場」「終わり相場」

6/30のブログで、1年~数年続く相場を見る際の、3つのステージに分けた見方を紹介しました。 「始まり」相場・・経済危機などの可能性を市場参加者が感じ取って変動する相場 「本格」相場・・材料が本格的に消化され、大きなトレンドとして動く相場 「終わ…

成長戦略として投資ビザを創設すべき

5/22(金)の日本経済新聞 経済教室の、エズラ・ヴォーゲル『国会戦略の立案力向上を』という記事の冒頭で以下の内容があった。 「自分の国はうまくいっているかと日本人に尋ねると、大抵の人は否定的な反応をし、同じ質問を中国人留学生にすると多くは肯定…