#景気
最近の政府・日銀のコメント、政策運営が支離滅裂になってきたので、コメントしておこうと思います。 まず、日銀黒田総裁ですが、9/15の金融政策決定会合後の記者会見で 「企業部門、家計部門ともに所得から支出への前向きな循環メカニズムはしっかりと作用…
これまで何度か説明してきたように、アメリカの金融政策は物価の安定と最大雇用の実現を目指しています。 つまり、価格が安定している限り、雇用を拡大するために需要を刺激続ける低金利を継続します。 従って、為替がドル高に推移し、輸入価格が低下すれば…
2022年の冬季オリンピック会場が北京に決定しました。2020年には東京オリンピックもありますので、オリンピックが経済に与える影響について簡単にまとめておきます。 1964年の東京オリンピック、1988年のソウルオリンピック、2008年の北京オリンピックなど、…
本日は、潜在成長率について考えます。 まず、潜在成長率の定義について確認してみると、辞書には以下の説明が書かれています。 「インフレやデフレになることなく、中長期にわたって持続できる潜在的な国内総生産(GDP)の伸び率」 インフレやデフレにな…
前回6月15日のブログで、日本はインフレ抑制の政策で高度成長期にうまくいった成功体験が、失われた20年の政策運営に影響していると説明しました。 なぜその成功パターンが通用しなくなったのか、というのが今回のテーマです。 理由として主に以下の二つが…
5/17、5/31に続いて「経済政策運営のパターン」の第三弾です。 5/17のブログで経済政策運営のパターンとして以下の4通りをあげました。 1)失業率を極力低くし、完全雇用を目指す政策運営 2)物価の安定を優先させた政策運営 3)外需を活用して経済の発…