ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

覇権国家の交代

先日、アメリカは貿易戦争に勝って競争に負けると予想しました。
 
一部のIT産業を除き、産業競争力、人材の厚み、社会インフラなどの面で中国はアメリカを抜きつつあります。さらに人口、理的条件などにおいて中国はアメリカより有利な立場にあります。従って、覇権は大方の想像より早いタイミングで中国に移るかもしれません。
 
多くの人がそれでも相当長い期間、アメリカはトップクラスの実力を保持し、世界経済への影響力を持ち続けると考えていますが、過去を振り返ると、覇権国家で影響力を保持したり、復活した国はありません。
 
イギリスは、覇権をアメリカに譲った後もアメリカと並んで世界のリーダーの地位にありましたが、それはアメリカが元はイギリスの植民地で英語が公用語の国であったことが大きいと思います。
 
英語が母国語どうし、アメリカとの意思疎通がスムーズですし、情報も入手しやすいからです。
 
今後、どのスピードでアメリカから中国へ覇権が移るかは、中国の言語政策次第と思います。
 
中国は、他民族を征服し、中華化を強制することで巨大な国家となりました。その歴史から考えれば、世界公用語第一の座を英語から中国語へシフトさせることを狙ってくる可能性があります。
 
そうなったとき、中国語ができないと最先端の情報に触れることができない時代が早期に訪れるかもしれません。(その間にAIによる自動翻訳が完成してコミュニケーションに問題ない状態になっていれば良いのですが)
 
10年単位でみると、こうした未来も意識しておいた方が良いと思います。