マイナス金利も量的緩和も国民の努力の支えという裏付けがある
8/8(月)の日本経済新聞1面の日本国債に関する特集記事「政府と日銀 危うい蜜月」の中で「日銀がつくり出したマイナス金利は『まるで打ち出の小づち』」とのあるエコノミストのコメントが載っています。
このエコノミストは典型的な御用エコノミストで、言っていることは支離滅裂ですがよくマスコミに取り上げられています。日銀が自分が言うと信頼性が薄まるので、民間のエコノミストが主張しているとの体でマスコミに取り上げられるようにとりなしているのです。
言っていることはめちゃくちゃですが、よくマスコミに取り上げられていますので、信じている方も多いと思いますので一応、説明しておきます。
実体経済に支えられているから続いているのです。
それでは支えているのは誰でしょうか。それは、給与を将来に備えてタンス預金している日本人労働者です。
タンス預金しているということは、例えば、給与として30万円受け取り、25万円を使って5万円を現金で残したとします。その場合、30万円分の生産活動を行ったにも関わらず、25万円分しか使っていないわけですから5万円分の生産物(現金ではありません)が残っています。
誰かがこれを使っても経済は成り立ちます。むしろ、誰かがこれを使うことによって経済はうまく流れます。
現在の日本は、財政赤字が問題とされていますが、政府支出は、この国民の節約(タンス預金)分にとどまっているからインフレにはならずに済んでいるのです。決して、マネー操作でお金を創り出しているわけではありません。
経済(人の生活)は作って使うです。この作る量と使う量のバランスで経済がうまくいくかが決まります。