ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

成長戦略ってなんだろう?

GW後半で少し時間ができたので昭和の経済史などを少し調べてみましたが、高度成長期も含めて成長戦略がまともに機能したことは過去ないのではないでしょうか。

産業の高度化(資本化)が遅れた発展途上国が、先進国の産業を模倣をした成長戦略を実行して特定の産業を育成することやインフラを整備することが国の経済成長に寄与することはあるのでしょうが、現在の日本のような成熟した国で成長戦略を作ること自体が幻想なのではないかと思えます。

革新とは大抵の場合、計算して起こすものではなく、民間で多くの試みがなされ、その大半が失敗する中でたまたま時代を先取りできていた事業が成長していくのであって、国家戦略的に作り出すものではないように思います。

国(政府)の役割は、インフラ整備、不必要な規制を廃して企業活動の自由度を広げること、マクロ経済環境を良好に保って適度な割合で事業が成功できるようにすることだと思います。

どうも新三本の矢はピントがずれているとしか思えません。早く、マクロ経済政策にフォーカスしたアベノミクスの原点に戻って欲しいものです。