ndtm50の日記

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昨日の金融政策据え置きをみて思ったこと

昨日の金融政策決定会合で、日本銀行が金融政策を据え置き、株価が暴落し円が急騰しました。

小難しい解説はいろいろされていますが、こういう時はなるべく客観的に事実を並べてみるのが良いと思います。

1)黒田日銀の政策は目標とするインフレ率の2年以内の実現をコミット。そして、それを実現するためにあらゆる手段を行使することを約束していた。

2)約束から2年以上経過しているのにインフレ率が達成できていないどころか、リセッションに陥っている可能性が高い。(リセッションに陥っている部分が重要です)

3)インフレ率の達成見込み時期を先延ばししたが、実現するための道筋を示していない(示せていない)。

4)現実を無視して同じことを言い続けている。

5)大事な事実(世界中で日本の株価だけが大幅に下がったままであり、さらに日本は2016-2017年に世界で最も経済停滞が予想される国の一つであるということ)を隠している。

つまり、市場との対話だとか、今回の会合の結果がどうかという瑣末な問題ではなく、黒田日銀やその政策委員会メンバーを選んできた安倍内閣の能力欠如という根本的な問題と判断せざるを得ないということだと思います。

ただ、前の民主党政権や白川日銀よりはずっとましだということも事実でしょう。