ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

政府・日銀は最低のドライバー(運転手)

景気は振り子のように良くなったり悪くなったりします。

しかし、一見、振り子のように振れているものでも、そのメカニズムによって以下の二つに分けることができます。

①糸の先に重りがついた振り子が重力によって自動的に行ったり来たりするように、自動的に行ったり来たりするもの
②下手なドライバーが運転する車のように、ハンドル操作の結果として起こる蛇行が、振り子運動のように見えるもの

経済の活動は②にあたります。その理由は、先日のブログで説明したように、経済には循環メカニズムが働くので、悪くなり始めると加速がついてデフレスパイラルに陥るまで悪化するためです。

景気が良くなったり悪くなるのは、景気対策として財政・金融政策が実施され、悪化した景気が回復するからです。つまり、景気は良くなったり悪くなったりするものではなく、良くしたり悪くしたりするものです。

うまいドライバー(政府)がうまく財政・金融政策を使えば、経済の蛇行は少なく、着実に拡大します。
へたなドライバーが政策運営を行えば、蛇行して景気が良くなったり悪くなったりします。
最低レベルのドライバーが運転する車は、どんどん右へそれていって道をはずれて崖へ落ちてしまいます。(デフレスパイラルに陥る)

過去25年間の日本経済は最低レベルのドライバーが運転する車でした。
安倍政権は、へたなドライバーと思っていましたが、最近の言動をみると、やはり最低レベルのドライバーだったようです。

ドライバーのレベルを分ける最大の要因は、早めはやめに状況を把握して小さなハンドル操作を行うのがうまいドライバー、対応が遅れるためハンドル操作が大きくなってしまうのが下手なドライバーです。
右へそれていることに気がつかないでずっと右へ行きすぎるのが最低レベルのドライバーです。