チャートからみて
日経平均のボトムは17500円近辺を想定し、18500円ぐらいから買い下がろうと思っていましたが、あっという間にその水準まで来てしまいました。
欧米市場で為替が大幅な
円高に振れており、輸出企業の収益悪化懸念と
追証売りで明日も大きく下げるんでしょうから、17500円も意外に近いかもしれません。
ただ、政策対応を間違えなければ、長期トレンドの転換には至らないと思っていますので、相場が落ち着いたら
押し目を拾い始めようと思っています。
基本的には日米欧の金融当局に
ハト派が揃っていますから、デフレで金融恐慌の可能性はそれほど高くないと思います。問題は、ルー米財務長官、イエレン
FRB議長の力量が未知数なことですが、日欧の
中央銀行総裁は危機対応を経験していますので、そこに期待したいです。
そろそろ米国
財務省から日銀あたりにプレッシャーがかかり始めているのではないでしょうか。このまま商品市況下落、
円高が続けば海外からのデフレ圧力が高まりますし、株安で
内需が停滞すれば需給面からもインフレ率2%が遠のきます。そういえば、7月に日銀は
IMFから追加緩和の手段を検討しておくようにとの宿題を受けていました。