トランプ次期米大統領と日米同盟について
大方の予想を反して、となっているようですが、最近の報道にはあきらかにおかしなバイアスがかかっていましたから、むしろ予想通りトランプが次期大統領に決まったという感じです。
そして、予想どおり為替はほとんど動きませんでした。今日の動きが大きな変動と思っている人は、ドル円相場を週足でみてみるといいです。全く波乱がなかったことを示しています。
この相場の動きには、先日指摘した日銀の強力な金融政策が効いていると思います。日本株だけが大きく下げていますが、海外市場の動きも合わせてみれば、金融市場ではほとんど波乱がなかったと言ってよいと思います。
こうした市場の動きをみると、日本人だけが報道統制のきいた情報にだまされている感じです。
テレビでは、日米同盟を中止とした解説がされていますが、相変わらず価値を共有して、とか、相互の利益とかピントの外れた話が多いです。
しかし、5/8のブログで指摘しましたが、トランプ次期米大統領の発言は真意をみればかなりまともなものが多いです。そして、日米同盟について考える上では、米国にとってはハワイまで防衛ラインを下げることが非常に合理的であることを踏まえて解釈しなければ的外れな議論にしかならないと思います。
私が5/8に書いたブログを参考にしてください。