ndtm50の日記

ブログ5年目に突入!

日本の市場解説はおかしな話ばかり

昨日のブログで「素直な心で現実をよく見る」ということを書きました。

その例を1つ。

先週までの大幅な株価下落は、英国のユーロ離脱問題によるリスクオフが原因とされています。

しかし、5月末から先週末までの株価の騰落率をみると、

英FTSE指数:▲3.4%
DAX指数:▲6.2%
日経平均:▲9.5%

となり、日本の株価下落率は、当事者である英国、ユーロ圏の代表国であるドイツの株価下落をはるかに上回っています。

次に、昨年秋からの景気低迷や金融市場の低迷は海外の新興国経済の不振、特に中国の経済構造が問題のように報道されています。中国経済は破滅に向かうといった論調さえ見られます。

しかし、昨年9月末から先週末までの株価の騰落率を比較してみると

中国上海指数:▲5.5%
日経平均:▲10.3%
米ダウ指数:+8.5%

となり、日本の株価下落率は中国を大幅に上回る下落となっています。日本市場は世界的に不振の目立つ国の一つです。
その間、米国の株式市場は上昇しています。(昨年の最高値と比較しても、ほぼ同水準での推移となっています)

素直な心で見て、どう思いますか?

おかしいですよね。

日本の報道はおかしなことばかりです。